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業務改善

Excel VBAで作ったシステム、担当者が変わったらどうする?

ぴーす君

2026/9/14

Excel VBAで作ったシステム、担当者が変わったらどうする?

Excel VBAで業務を自動化すると、これまで手作業で行っていた仕事を大幅に効率化できます。

「毎月行っていた作業がボタン一つで終わる」 「100件のデータを処理していた作業が数分で終わる」

こうした仕組みは、日々の業務にとって大きな助けになります。

しかし、システムを作ったときには、もう一つ考えておきたいことがあります。

そのシステムを作った担当者が変わったら、どうするのでしょうか?

担当者の異動や退職は、どの会社でも起こります。

そして、担当者が変わったときに問題になるのは、単純に「VBAのコードが読めるかどうか」だけではありません。

重要なのは、

業務やデータが変わったとき、そしてエラーが発生したときにも対応できるように作られているか

ということです。

「今の業務」を自動化することはできても……

社内でVBAを作る場合、その業務を実際に担当している人が開発するケースも多いと思います。

これは大きなメリットがあります。

実際の業務をよく知っている人が作るため、

「このデータを取り込んで」 「この条件で集計して」 「この帳票を出したい」

といった、現場の細かな要望をシステムに反映しやすいからです。

そのため、現在行っている業務を自動化するという点では、非常に有効です。

一方で、システムを長く使うことを考えると、別の問題が出てくることがあります。

例えば、次のようなケースです。

元となるデータの構造が変わった

これまで取り込んでいたデータに列が追加された。

項目名が変更された。

データの並び方が変わった。

こうした変更は、業務そのものが変われば当然起こり得ます。

しかし、VBAが「これまでのデータ構造」を前提として作られていると、変更によって処理が動かなくなることがあります。

エラーが起きたときに、原因を調べにくい

VBAにエラーチェックが入っていること自体は珍しくありません。

「エラーが発生したらメッセージを表示する」

という仕組みは、比較的簡単に作ることができます。

しかし、実際に必要なのは、

「エラーが発生した」

だけではありません。

どの処理で、何が原因でエラーになったのか。

そして、

エラーが発生した後、どこまで処理が完了しているのか。

ここまで分からなければ、担当者が変わったときに対応するのは難しくなります。

「一つの処理」にまとめすぎない

ここで、VBAを業務システムとして作る際にWork Pieceが特に意識していることがあります。

それは、

処理を工程ごとに分けること

です。

例えば、データを使って帳票を作るシステムなら、

Step 1:データの取り込み

↓

Step 2:データの加工

↓

Step 3:データの出力

というように、処理を分けて考えます。

一つのマクロですべてを一気に処理する方法もあります。

しかし、それでは途中でエラーが発生したときに、その後の対応が難しくなる場合があります。

例えば、100件のデータを取り込んで加工・出力する処理を考えてみます。

データの取り込みは問題なく完了した。

ところが、その後のデータ加工で一部のデータに問題があり、エラーが発生した。

このとき、すべてを一つの処理として作っていると、

「最初からやり直す」

という対応が必要になるかもしれません。

しかし、取り込み・加工・出力を分けておけば、

取り込みは完了しているので、取り込みからやり直す必要はありません。

加工部分だけを確認し、必要であれば手動でフォローする。

その後、加工が完了した状態から出力を行う。

このように、問題が発生した工程だけを確認・修正できるようにしておくことができます。

これは、単に「コードをきれいに書く」という話ではありません。

実際に業務を止めないための設計です。

VBAは「作って終わり」ではない

業務で使うシステムは、完成した時点がゴールではありません。

使い始めれば、

  • 業務のやり方が変わる

  • 元データが変わる

  • 新しい項目が追加される

  • 例外的なデータが入ってくる

  • エラーが発生する

  • 担当者が変わる

といったことが起こります。

つまり、VBAシステムには、

「現在の業務を自動化する」

だけではなく、

「将来、業務やデータが変化することを考えておく」

という視点も必要になります。

すでにあるVBAシステムも、見直すことができます

もし、

「以前の担当者が作ったVBAが残っている」 「担当者が異動してしまい、修正できる人がいない」 「業務が変わって、今のVBAでは対応できなくなってきた」

という状況になっているのであれば、すぐに作り直す必要があるとは限りません。

現在のExcelやVBAがどのような仕組みになっているのかを確認し、

  • どこまで現在の業務に対応できているのか

  • どこに問題があるのか

  • どこを修正すればよいのか

  • そのまま使い続けられるのか

を整理するところから始めることもできます。

VBAシステムは、作って終わりではありません。

担当者が変わっても、業務が変わっても、できるだけ長く使い続けられる。

そんなことまで考えて作ることが、業務で使うVBAには大切なのだとWrok Pieceは考えています。

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