VBA
業務改善
Excel VBA(マクロ)の開発費用はいくら?見積もりの考え方と料金の目安
ぴーす君
「Excel VBAでシステムを作りたいけど、いくらくらいかかるんだろう?」
気になりますよね。
いきなり結論から言います。
Work Pieceでは、VBAのシステム開発費を「派遣の事務員単価 × 開発期間」を一つの目安として考えています。
……え?
「VBAの開発なのに、派遣の事務員?」
と思われたかもしれません。
今回は、なぜWork Pieceがそんな考え方をしているのか、少し掘り下げてみます。
※もちろん、これはあくまでWork Pieceの開発費用に対する考え方です。他の開発会社・開発者には、それぞれの価格設定や考え方があります。
なぜ「派遣の事務員」なのか?
まず、「なぜ事務員なの?」というところから。
VBAは、Excelを使っている会社員にとって、比較的身近なプログラミング言語です。
Excelの関数には、
IF
COUNTIF
SUMIF
VLOOKUP
など、日々の事務作業で使われているものがあります。
そして、
「毎回同じ作業をしているから、自動化できないかな?」
と考えて、VBAを使う。
実際、事務職の方が自分でVBAを覚えて、業務を自動化しているケースもあります。
もちろん、業務で使うシステムを作るとなれば、単にマクロを記録するだけではありません。
仕様を考えたり、処理を組み立てたり、エラーを考慮したり、テストや修正をしたり。
それなりの知識と経験は必要です。
それでも、VBAは「ITエンジニアにしか扱えない特別な技術」ではありません。
そのためWork Pieceでは、VBAのシステム開発を考えるとき、
「ExcelとVBAが得意な事務員が、この仕事を担当したら?」
というところから考えます。
「普通の事務員」ではなく、「派遣の事務員」
では、なぜ「事務員」ではなく、「派遣の事務員」を例にするのでしょうか。
ここには、「人に仕事をしてもらう場合の費用を、できるだけ分かりやすく考える」という意図があります。
例えば、会社の事務員に仕事をしてもらう場合を考えてみます。
その人の給与がいくらなのかは分かっても、会社が実際に負担している費用が給与だけとは限りません。
社会保険などの会社負担分もありますし、採用や労務管理、給与計算など、その人が働くために間接的に発生している費用もあります。
そのため、単純に「事務員の給与」を見ただけでは、
「この仕事を人にやってもらうと、会社としてどのくらいの費用がかかっているのか」
をイメージしにくいのです。
そこで、今回は「派遣の事務員」を例にしています。
派遣社員の場合、派遣会社から「この人にこの仕事をしてもらう場合、1時間あたり・1日あたりいくら」という形で費用が提示されます。
その金額には、派遣社員本人の給与だけではなく、社会保険などの負担や、派遣会社側の管理・営業などにかかる費用も含まれています。
つまり、「人を1人使うために必要な費用」を、ある程度ひとまとまりの金額として考えることができます。
そのため、開発費を考えるときのイメージとして「派遣の事務員」を軸として使っています。
では、ITエンジニアではダメなの?
ここで、もう一つ疑問が出てくるかもしれません。
「プログラムを作るなら、ITエンジニアじゃないの?」
もちろん、ITエンジニアにVBAの開発をお願いすることもできます。
ただ、ITエンジニアには、さまざまな専門分野があります。
例えば、
Webシステム
サーバー
ネットワーク
データベース
クラウド
セキュリティ
アプリ開発
など。
こうした専門的な知識や経験を持っているからこそ、ITエンジニアの単価は高くなります。
これは当然のことだと思います。
専門的な仕事には、それに見合った費用がかかります。
では、Excelの中で完結する業務をVBAで自動化する場合にも、同じレベルの専門性が必要でしょうか?
私は、必ずしもそうではないと考えています。
「必要な技術に、必要な費用を」
例えば、
「Excelで毎月同じ資料を作っている」
「複数のファイルからデータを集めている」
「決まった形式の帳票を毎回作っている」
といった業務をVBAで自動化するとします。
この場合、必要なのは、
Excelを理解し、VBAを使って、その業務を自動化できること。
もちろん、それをきちんとシステムとして作るための知識や経験は必要です。
でも、だからといって、VBA以外のさまざまなIT技術まで必要になるとは限りません。
私は、
「その仕事に必要な技術を持った人に、その仕事をお願いする」
という考え方をしています。
だからVBAについては、「Excel・VBAが得意な事務員」を一つの基準にしています。
「期間」に応じた金額
次に考えるのが、どのくらいの期間が必要なのかです。
例えば、Work Pieceでは、ざっくりと、
比較的簡単なツールなら2週間程度。
一般的なシステムなら1か月程度。
機能が多かったり、仕様を検討するところから必要だったりする場合は、2~3か月程度。
というように考えます。
もちろん、すべての案件がこの通りになるわけではありません。
機能が増えれば、それだけ作業は増えます。
「どういうシステムにするか」から検討する必要があれば、その分時間もかかります。
確認や修正が多ければ、それも開発期間に影響します。
つまり、
「何を作るのか」→「どんな人が必要なのか」→「どのくらいの期間が必要なのか」
を考えていくわけです。
だから「派遣の事務員単価 × 開発期間」
ここまで考えると、最初の話に戻ります。
Work PieceがVBAの開発費を考えるときの一つの目安は、
派遣の事務員単価 × 開発期間
です。
例えば、
「Excel・VBAが得意な人に、この仕事をお願いするとしたら半月くらいかな」
となれば、半月程度の仕事。
「これは機能が多いから1か月くらい必要だな」
となれば、1か月程度の仕事。
「仕様を決めるところから必要で、かなり時間がかかりそう」
となれば、2~3か月程度の仕事。
というように、まずはそのシステムを作るために必要な仕事量を、人と期間に置き換えて考えるのです。
もちろん、これは「VBA開発の相場」ではありません
ここは改めてお伝えしておきます。
今回紹介した、
「派遣の事務員単価 × 開発期間」
という考え方は、あくまでWork Pieceが開発費を考えるときの目安です。
開発者によって、
料金の決め方
得意分野
開発方法
設計にかける時間
保守やサポートの考え方
などは違います。
そのため、「VBAの開発費はこれが正解」という話ではありません。
ただ、VBAでシステム開発を依頼する側として、
「いったい、何に対してお金を払うの?」
と考えたときには、
「そのシステムを作るために、どんな人が、どのくらいの期間仕事をするのか」
という見方をすると、費用のイメージがしやすくなると思います。
そして、その費用を見たうえで、
「この業務をシステム化するために、この金額をかける価値があるのか」
を考える。
それが、企業として予算を決めるときにも大切なのではないでしょうか。
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