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業務改善

業務効率化、何を使えばいい? AI・Excel・既存ツールの選び方

ぴーす君

2026/9/7

業務効率化、何を使えばいい? AI・Excel・既存ツールの選び方

前回の記事では、まず「どの業務を効率化するのか」を決めることについてお話ししました。

では、効率化する業務が決まったら、次は何をすればよいのでしょうか?

答えは、

「その業務に合った方法を選ぶ」

です。

「せっかく生成AIがあるのだから、AIを使おう」

と考えてしまいがちですが、実はAIが最適とは限りません。

Excelで十分な場合もありますし、すでに会社で使っているツールに便利な機能があるかもしれません。

今回は、業務効率化でよく候補になる

  • AI

  • Excel

  • 既存ツール

  • VBAなどによる自動化

について、それぞれの得意分野を見ながら、「何を使えばいいのか」を考えてみます。

「関係先」と「業務」を確認する

前回の記事で確認した、

  • 対象とする業務

  • 関係先

  • 類似業務を行っている人

のうち、今回特に見ておきたいのが「関係先」です。

関係先が少ないなら、まずはExcelやAIを検討

例えば、自分一人、または少人数で完結する業務であれば、比較的シンプルです。

  • 計算や集計 → Excel

  • 文章作成や情報整理 → AI

  • 同じ操作の繰り返し → VBA

など、作業内容に合わせて選ぶことができます。

関係先が多いなら、業務全体を見て考える

一方で、複数の部署や社外の関係者など、多くの人が関係する場合はどうでしょうか。

関係先が増えるほど、単純な作業の効率化だけではなく、「情報がどのように流れているのか」を確認する必要があります。

例えば、

  • 誰が情報を入力するのか

  • 誰が確認するのか

  • 誰に情報を渡すのか

  • どのタイミングで次の人に渡るのか

  • 修正した情報をどこまで共有する必要があるのか

といったことです。

関係先が多く、情報の受け渡しが頻繁に発生する業務では、ExcelやAIだけで対応するのではなく、既存の業務システムやクラウドサービスなどを含めて検討したほうがよい場合があります。

ここで重要なのは、

「関係先が多い=システムが必要」ではない

ということです。

関係先が多くても、情報のやり取りが単純であれば、Excelなどで十分対応できる場合もあります。

反対に、関係先が少なくても、複雑な情報連携や承認処理が必要であれば、別の仕組みが必要になることもあります。

つまり、人数だけを見るのではなく、

「どのくらいの情報を、どのように受け渡しているのか」

を見ることがポイントです。

では、どのような業務効率化の方法がある?

ここまでで、効率化する業務や、関係先・情報の流れなどを確認しました。

では、実際にはどのような方法で業務を効率化できるのでしょうか。

代表的なものとして、次のような方法があります。

  • AI

  • Excel・VBA

  • BIツール

  • 汎用ツール

  • 業務システム

それぞれ得意なことが異なります。

AI

文章の作成や要約、情報整理など、「人が考えたり、整理したりする作業」を支援するのが得意です。

例えば、

  • メールや文章の作成

  • 資料の要約

  • 情報の整理・分類

  • アイデア出し

  • データの分析や考察

などに利用できます。

最近では、業務システムの中に生成AIの機能を組み込むケースも増えています。

そのため、AIを「単独で使うもの」と考えるのではなく、既存の業務の中にAIを組み込むという使い方もあります。

Excel・VBA

Excelは、表計算だけでなく、データの集計・加工・管理など、さまざまな業務に利用できます。

さらに、同じ操作を繰り返しているのであれば、VBAを使って作業を自動化することもできます。

例えば、

  • 複数のファイルをまとめる

  • データを転記する

  • 定型帳票を作成する

  • ファイルを一括処理する

  • 決まった手順を自動実行する

といった業務です。

すでにExcelを使っている会社であれば、比較的取り組みやすい方法でもあります。

BIツール

BI(Business Intelligence)ツールは、蓄積されたデータを分析・可視化するためのツールです。

例えば、

  • 売上をグラフで確認する

  • 部門ごとの実績を比較する

  • 月ごとの推移を見る

  • 複数のデータをまとめて分析する

といったことができます。

「データを集計する」だけではなく、データを見て状況を把握し、判断することを支援するのが特徴です。

汎用ツール

特定の業務だけではなく、さまざまな業務で利用できるツールもあります。

例えば、

  • タスク管理

  • チャット

  • ファイル共有

  • ワークフロー

  • 情報共有

などです。

こうしたツールを利用することで、メールや紙、Excelファイルの受け渡しなどを減らせる場合があります。

すでに会社で利用しているツールがある場合は、新しいツールを探す前に、今ある機能を確認することも重要です。

業務システム

業務システムは、特定の業務を継続的に管理・処理するための仕組みです。

例えば、

  • 販売管理

  • 在庫管理

  • 顧客管理

  • 勤怠管理

  • 生産管理

などがあります。

複数の部署や多くの関係者が関わる業務では、情報を一元管理したり、入力・確認・承認などの流れを管理したりするために、業務システムが適している場合があります。

また、最近では業務システムにAIやBIの機能を組み合わせることもあります。

部分的な導入も考慮する

このように、業務効率化にはさまざまな方法があります。

ただし、AIならAI、ExcelならExcelと、一つだけを選ぶ必要はありません。

例えば、

業務システムでデータを管理
↓
BIツールでデータを可視化
↓
AIで分析や資料作成を支援

といった組み合わせも考えられます。

また、

Excelでデータを管理
↓
VBAで定型処理を自動化

という方法もあります。

大切なのは、それぞれの特徴を知ったうえで、自分の業務に合った方法を選ぶことです。

まとめ

業務効率化で大切なのは、最初から使うツールを決めないことです。

まずは、

「どの業務を効率化するのか」
「誰が利用するのか」
「どのような関係先があるのか」
「情報がどのように流れているのか」

を確認します。

そのうえで、その業務で必要となる作業に目を向けます。

アイデアを出したり、文章を作ったりするのか。
定例的な作業を繰り返しているのか。
データを集計・分析するのか。
複数の人で情報を共有するのか。
業務全体を一つの仕組みで管理する必要があるのか。

こうした業務の特徴によって、適した方法は変わります。

AI、Excel・VBA、BIツール、汎用ツール、業務システム。

それぞれの得意なことを知り、自分の業務に必要なものを組み合わせる。

「AIを使うこと」や「新しいシステムを導入すること」が目的ではありません。

その業務を、どうすればより良くできるのか。

そこから考えることが、業務効率化の第一歩です。