業務改善
AI利用
「AIで業務を効率化して」と言われたら、何から考えればいい?
ぴーす君
「AIで業務を効率化して」と言われても、何をすればいい?
「最近『生成AI』ってよく聞くけど、何かできそう?」
「この業務、AIでもう少しなんとかならない?」
昨年頃から、こうした相談を受けることが増えてきました。
AIを使えば、文章を作ったり、情報を整理したり、アイデアを出したり、プログラムを書いたり、これまで人が時間をかけていた作業を、短時間で進められるようになりました。
では、AIを使えば業務は自動的に効率化されるのでしょうか。
「AIを使う」ことと「業務が効率化する」ことは別
例えば、「毎月Excelにデータを入力する」という業務があったとします。
「AIにやらせればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、そこで考えたいことがあります。
どこにあるデータを使うのか
どのような形に加工するのか
どこまで自動化するのか
間違いがあった場合、誰が確認するのか
毎月同じように実行できるのか
そもそも、その業務を今の方法で続ける必要があるのか
ここまで考えたうえで、別の問題も出てきます。
どのAIを使うのか
どのくらい予算がかかるのか
セキュリティ面に問題はないのか
社内ルールとしてAIにデータを流してよいのか
ここまで検討して、やっと「AIで効率化するぞ」のスタートラインに立った状態です。
実際にAIを使用した所感
私自身、実際に業務にAIを使用しています。
正直なところ、格段に業務効率は上がっています。
しかし、それは「AIに適した業務」であったことに由来しています。
AIを使用した業務
広報活動(HP作成、ブログ作成)
業務の方向性の検討、作業の具体化
コード作成
各種申請などの確認、進め方の整理
このように書くと「やはり、AIで色々とできるのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、実際の業務として、以下が発生します。
実際に作業した内容
アカウント登録、ページ作成、画像貼付等の実作業
ブログのデザイン検討、文面の見直し、ブログ記事の作成
作成されたコードの見直し、利用箇所の抽出
「AIで効率化」していても、私自身が判断したり、実際に手を動かしたりする作業も多くありました。
また、実際に使っていると、もっともらしい内容であっても、後から確認すると間違っていることがあります。
その他に、以前のやり取りで伝えた内容が、後のやり取りでは反映されていないこともありました。
そのため、AIから得られた情報や提案をそのまま採用するのではなく、「本当にこれで合っているのか」を確認する作業が必要になります。
AIで業務を効率化することはできないのか
では「AIで業務を効率化することは難しいか」というと、使い方次第ということになります。
ここでは「AIが得意な業務」「AIが苦手な業務」を紹介します。
AIが得意な業務
考える材料を増やす
情報を整理する
文章を作る
コードを書く
手順を整理する
AIが苦手な業務
社内の事情を知らないと判断できない
現場で実際に操作する必要がある
最終的な責任を伴う判断
機密情報を扱う
AIに渡すこと自体が適切でない
では、どのように「業務の効率化」を図ればよいのか
今困っている業務が「AIの苦手な業務」である場合、AI以外の方法も検討する必要があります。
業務を効率化する方法は、AIだけではありません。
AI以外のサービスを使用した業務の効率化
Webシステムを導入する
ローコード・ノーコードのサービスを利用する
Excel VBAで自動化する
そもそもの業務手順を見直す
など、いくつかの方法があります。
どの方法が適しているのかは、業務の内容や利用する人数、現在の環境、予算などによって変わります。
例えば、Webシステムなら何が必要になるのでしょうか。
ローコード・ノーコードなら、どのようなことを考える必要があるのでしょうか。
そして、すでにExcelを使っている業務なら、Excel VBAでどこまで効率化できるのでしょうか。
「何が一番優れているか」ではなく、「自分たちの業務には何が合っているのか」。
次回は、それぞれの方法について、実際の業務に置き換えながら考えてみたいと思います。